2014年から2018年まで毎年エジンバラに行っていたので、スコットランドの方がイングランドよりも滞在時間が多くなり、スコットランドの方が詳しくなっている気がします。そこで、スコットランドとイングランドの違いをお伝えしたいと思います。(事実と私見とあります)
1.水の硬度
スコットランドに行くまでは知らなかったのですが、イギリス全土で硬水だと思っていたら、スコットランドはほとんどが軟水とのことです。水道水も普通においしいので、ミネラルウォーターはほとんど買いませんでした。(軟水に慣れている日本人には、とてもいい環境です!)
一方イングランドは、硬水の地域が多いとのこと。ロンドンは硬水で、水道水も飲めますが、軟水に慣れている日本人はミネラルウォーターを買った方がベターかもしれませんね。
2.大学授業料
スコットランド人(スコットランドに税金を納めている人)は、スコットランドの大学は無料で通えますが、イングランド人がスコットランドの大学に通う場合は、学費が取られます。
スコットランドは、独自の政府を持っているので、独自の法律・規則があるため、このようにスコットランドとイングランドで違いがあります。
これを知ったとき、スコットランド人はラッキーだなと思いましたが、その分税金も高いんでしょうね。
3.結婚できる年齢
スコットランドでは、16歳以上で結婚できます。(親の同意不要)
イングランドでは、16歳から18歳未満は親の同意があれば可、18歳以上は親の同意なく可能だそうです。
昔はイングランドでは21歳以上にならないと結婚が出来なかったので、スコットランドに渡って結婚したカップルもいたとか。
4.教育制度
スコットランドでは、「初等教育が5歳から12歳まで、中等教育が12歳から18歳までで、そのうち5歳から16歳までの11年間が義務教育となっている」とのことです。また、スコットランドの「大学は17歳より始まり、一般的に4年制」になります。
一方イングランドでは、「初等教育(5-11歳)、中等教育(11-18歳)」となり、「義務教育は初等教育と中等教育(5歳から18歳まで)」とのことです。またイングランドの大学は18歳からで、3年制とのことです。
ちなみに、スコットランドもイングランドの学生も、「ギャップイヤー」という大学前の猶予期間を活用することも多いそうです。(例えば、海外旅行をしたり、ボランティアをしたり、見聞を広めるのが目的とか)
5.紙幣
スコットランドには、スコットランド独自の紙幣が存在します。しかも、3種類も!というのも、3つの銀行で発行しているからです。その3つとは「Bank of Scotland」「Clydesdale Bank」「The Royal Bank of Scotland」になります。スコットランドでは、もちろんイングランドの紙幣(こちらが法定通貨)も使えますが、圧倒的にスコットランドの紙幣が使われています。
イングランドでもスコットランドの紙幣を使えるそうですが、ロンドン在住の友達に聞いたら、スコットランドの紙幣は見たことないから、ロンドンでは使わない方がいいかもと言われました。(断られるかもしれないとのこと・・・)
6.人柄
スコットランド人は本当にフレンドリーです。お店の人の対応も外国人の私に対して、失礼な人はほとんどあったことがないほど。
一方イングランドは、というよりロンドンでは、どうしても不親切な人も見かけますね。もしかしたら、EU圏の人が働いていてイングランド人ではないのかもしれませんが・・・。
エジンバラの語学学校の校長先生に、スコットランド人はフレンドリーで、お店で嫌な思いをしたことがないが、ロンドンではたまに嫌な思いをする、というようなことを話したら、「エジンバラのお店は忙しくないからね」という、なんともシニカルな回答が・・・。スコットランド人のフレンドリーさを褒めたつもりだったのになぁ。。。
スコットランド人はそれが当たり前で、なんとも思っていないのかもしれませんね。